こんにちは。
あまり料理が得意でない「なかマケ」さっぴぃです。
11月20日は「いいかんぶつの日」★
日本かんぶつ協会が制定した記念日です。
干物の「干」は「十」「一」で成り立ち、乾物の「乾」は「十」「日」「十」「乞」で成り立つことから、これらを組み合わせると「11月20日はかんぶつを乞う」と読むことができるという理由から「11月20日」が記念日になったそうです。
「かんぶつ」とは海産物や農産物を干したり乾燥させたりしてできるもの。
昆布やかつお節、切り干し大根やアジの開き、乾麺などがありますよね。
ドライフルーツなどもそうです。
乾燥させて水分を抜くことで、雑菌の繁殖を防ぎ、保存期間を延ばすことができるため、家にストックしておくと便利な食材★
私も大変お世話になっております。
そんな「いいかんぶつの日」★
今日は「かんぶつ」についての雑学をお話しましょう。
気になる私の「?」
・干物と乾物の違いって何?
・「かんぶつ」は腐らない?
についてご紹介★
干物と乾物の違いって何?
「かんぶつ」には「干物」と「乾物」がありますが、その違いって何かわかりますか?
どちらも同じ?と思っている人も多いのでは?
実はこの「干物」と「乾物」。
分類は様々。
意外とややこしいー。
①水分量の違い
素材の水分を完全に抜き、常温保存の出来るものを「乾物」。
素材の味を引き出すために、適度に水分を抜いただけで、冷蔵保存が必要なものを「干物」とする分類。
含まれる水分量によって、常温保存なのか冷蔵保存なのかの違いで分類されるもの。
「乾物」は水分が少ないことによって長期保存ができるわけですが、使う時は水に戻す必要があります。
②塩分の違い
素材に含まれる塩分が少ないものを「乾物」。
多いものを「干物」とする分類。
「干物」は干す際に、塩をふりかけひと手間かけたものをいうという分類です。
③素材の違い
そして、一般的に言われているのは素材の違い。
野菜や海藻を乾燥させたものを「乾物」。
魚介類を干して乾燥させたものを「干物」と分ける分類。
しかしここでのポイントは、魚介類を生のまま、塩を振るなどして干した物を「干物」とすること。
そのため、「いりこ」や「煮干し」など、カタクチイワシやマイワシなどの小さなものを煮てから干した物は「干物」とは言わないんです。
ということで、分類は様々。
「かんぶつ」は腐らない?
ということで、長期保存が特徴的な「かんぶつ」のイメージですが…。
本当に長期保存可能!?
「乾物」と呼ばれる完全にカラッカラに乾いた状態で、スーパーでも常温で売られているものであれば、長期保存は可能★
スルメなども全然平気。
賞味期限を見れば一目瞭然ですよねー。
期限を過ぎても、保存状態が良ければ食べれるー。
しかし、気をつけたいのは、アジの開きやホッケなどの冷蔵保存されている「干物」。
これは実は干して風味を出しただけで、中は生★
普通の魚と対して変わらないんです。
干物の塩分濃度や冷蔵庫の環境にもよるのですが、遅くても1週間以内に食べるのが良い!
いつ食べるかわからない、予定がないといった場合は、購入後速やかに冷凍保存しちゃいましょー。
その際は、ラップに1枚ずつ包んでジップロックやフリーザーパックに入れて密閉して下さいね★
干物が腐った時は次の現象が…。
- 明らかな異臭
- ベタベタ、ヌルヌル
- 白いブツブツ
- 干からびている
- 焼いている時に異臭
- 変な味、酸っぱい酸味
くれぐれもお気をつけてー。
まとめ(イラスト)
11月20日は「いいかんぶつの日」★
「乾物」と「干物」には、素材や水分量、塩分濃度や保存の仕方に違いがあります。
「乾物」は賞味期限が切れても食べられますが、「干物」は普通の魚と変わらず、あれよあれよと腐っていくものもあるので気をつけてー。
食べる予定がわからない冷蔵保存の「干物」は、買ったら直ぐに冷凍しちゃいましょー。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました★