1月11日★鏡開き★1日1つ賢くなるプチ雑学「鏡餅編」

1月11日は「鏡開き」

古来より、お正月に神様へのお供え物として飾られていた鏡餅をお雑煮やお汁粉などにして食べることで、一家の円満を願う習わし★

鏡開きの日にちは地域によって異なるようで、京都は1月4日。他の地域では1月15日~20日としているところもあるようです。

今回は、そんな「鏡開き」にちなんで、鏡餅について(鏡餅が丸い理由、鏡餅の飾りが意味すること)のプチ雑学および、鏡餅の正しい開き方、おしることぜんざいの違いについて簡単にまとめてみました。

鏡餅が丸い理由

まずもって、なぜ「鏡餅」というのでしょうか?

それは、鏡餅が丸い理由と大きく関係しているんです。

昔の鏡は丸かったんです。

古代の鏡は青銅製で円形でした。

その鏡は神事に用いられていて、次第に神仏にお供えする時にお餅を鏡のような円形にし、鏡に見立ててお供えするようになりました。

これが鏡餅と呼ばれるようになった理由と、鏡餅が丸い理由★

最近では、食べやすいようにスーパーなどでは、切り餅が入った鏡餅が売っていますが、その容器となる鏡餅の部分もまた律儀に丸餠にされていますもんねー。

鏡餅は丸くなくては鏡餅ではない!これ、絶対なのかなーwww

鏡餅の飾りが意味すること

鏡餅にはいろんな飾りがされていますが、一つ一つ意味があるって知ってましたか?

鏡餅の上にのっているみかんのようなもの。

あれは「橙(だいだい)」といって、ミカン属ミカン科の柑橘ではありますが、日本人がミカンとよくいっている「温州みかん」ではありません。

ヨーロッパでは「ビターオレンジ」と呼ばれていて、冬が旬な果物。

収穫しなければ、数年落ちずに枝についていることから、その生命力・耐えるパワーにて縁起物とされています。

子孫が代々まで(だいだい)繁栄するようにとの意味も込められています。

鏡餅が乗っかっている赤い淵で白い紙。あれは「四方紅(しほうべに)」と呼ばれるもので、災いを払い繁栄を願うとされています。

紅白の両サイドもしくは前に垂れ下がっている紅白のひし形の紙。

あれは「御幣(ごへい)」というもので、赤は魔よけ、繁栄を願うとされています。

裏が白い鏡餅の下に敷いて前に垂れ下がっている葉っぱは「裏白(うらじろ)」と呼ばれるもの。

古い葉があるのに、新しい葉が出てくることから「栄える」という意味があり、裏が白いことから「二心がない」共に白髪が生えるまで」などといった意味が込められているのだそう★

1つ1つ意味を知ると鏡餅への願いも強くなりますねー。

鏡餅の開き方

鏡餅を割る時は、刃物切腹を連想させてしまうので使用しません。

手や木槌で割ったり砕いたりするのが正解〇

切る」という言葉は避けて、運が開けることを連想ささるため「開く」というのが良いとされています。

また、割れ具合が多ければその年は豊作(≒良いことがある)なんて言われているんですよ。

ちなみに樽酒などの瓶蓋を割って開けることも「鏡開き」と言うんです。

そんな訳で、1月11日は「樽酒の日」にも制定されているんですよー。

余談でしたーwww

お汁粉とおぜんざいの違い

鏡開きといえば、お雑煮やお汁粉にーというわけですが…。

お汁粉とおぜんざいの違いってわかりますか?

「お汁粉」は、炊いた小豆に砂糖を加え汁状にしたものに餅や白玉を入れたもの。

関東では、粒あんもこしあんもありますが、関西で「お汁粉」はこしあんのみ

関西では、粒あんのものを「ぜんざい」と言い、関東では汁気の少ない濃いあんを餅や白玉にかけたものを「ぜんざい」と読んでいます。

結果、どっちがお汁粉だかぜんざいだか分からなくなりそうだけど、地域によっては自分が思っていたものと違うものが出てくるかもなので、頭の隅にでもおいておいてくださいなー★

まとめ(イラスト)

本当に最近は、便利な世の中になって、鏡餅も割らなくても良い形のものも多くありますが…。

それでも、鏡餅の意味をちゃんと知ることで、お正月に対しての特別感みたいなものは感じることができますよね。

歳を重ねてくと、こうした慣習の意味などを知り丁寧な生活をしていきたいなーなんて思ってしまうわけです。

つきたて餅を買って、正月には神様にお供えし、鏡開きをまだかまだかと待ちながら、最後は叩いて割って、その年の運勢を占うなんてことも素敵だなー★

ちなみに1月11日はレスリングで有名な「浜口京子」さんの誕生日★

ハッピーバースデー★

皆さん、良い鏡開きをー。

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