8月19日は「俳句の日」★
「は(8)い(1)く(9)」の語呂合わせから、正岡子規の研究で知られる坪内稔典が制定しました。
句会などを通して、俳句の楽しさ•奥深さ•季節感の大切さなどを知ってもらうことが目的のようです。
俳句とは主に「五•七•五」の十七音で表現された「世界一短い詩」と言われています。
江戸時代に俳諧が流行。
松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」なんていうのが有名ですよね★
明治時代になると、正岡子規によって近代の俳句が確立。
現代では、英語圏に広がる「HAIKU」や自由律俳句と言われるものなど俳句も進化を遂げている日本の文化の1つです★
そんな「俳句の日」にちなんで、1日1つ賢くなるプチ雑学★
•俳句はなぜ「五•七•五」なのか
•「詠む」と「読む」の違い
•ゴキブリは夏の季語!?
についてご紹介★
俳句はなぜ「五•七•五」なのか
なぜ俳句は「五•七•五」なのか?
これは言葉のリズムが関係しているのだとかー。
日本語母胎となっている「大和言葉」が二音の単語と三音の単語を基本にしているからだそうです。
「はな•つき•ゆき•はる•やま•うみ」…。確かに二音は多い。
そして「いのち•こころ•ちから•ひかり」…。確かに三音も多い。
二音と三音を組み合わせると、自然に五音と七音のリズムが生まれるー。確かにー。
最近では、季語や定型•ルールにとらわれない海外向けの「HA IKU」や自由律俳句といったものがあり、気軽に俳句を始められる、触れることができるように俳句も変わりつつあります。
音のリズムや季節を感じる良さもあるので、五•七•五の俳句もなくならないで欲しいなーと個人的には思います。
とはいえ、縛られた俳句は苦手ですw
「詠む」と「読む」の違い
短歌も同じですが、俳句は「読む」ではなく「詠む」の方の「よむ」を使いますよね。
「詠む」と「読む」は何が違うのでしょうか。
「読む」の意味は、文書で書かれたものを声に出してなえること。また、文字や文章などを見てそこに書かれている内容や意味を理解するという意味があります。
一方、「詠む」という字は、詩歌や俳句を「作る」という意味があります。
そのため、「読む」ではなく「詠む」を使うのです。
短歌では、「詠む(よむ)」だけでなく、「詠う(うたう)」ともいうんですって。
確かに歌ですからねー。なんとも漢字ひとつで表現がだいぶ変わってくるー。
奥が深いですー。
ゴキブリは夏の季語!?
俳句といえば季語★
平安時代の後期。能因(のういん)が著した「能因歌枕」に風物を表す言葉が月ごとに分類されていたとかで、これが季語の概念の初期だとされています。
季語は暦によって分けられているため、私たちが感じている季節にはちょっとしたズレがあります。
現在の季語の春夏秋冬は
立春〜立夏(2月4日前後〜5月5日前後)の前日までが「春」★
「夏」は立夏〜立秋(5月5日前後〜8月7日前後)の前日まで★
「秋」は立秋〜立冬(8月7日前後〜11月7日前後)の前日まで★
「冬」は立冬〜立春(11月7日前後〜2月4日前後)の前日まで★
となります。
江戸時代までの季語は旧暦にそっていたものの、明治時代の始めから新暦が用いられるようになった今も、季語は旧暦のままなんだそうです。
ちなみに、あのみんなの嫌われ者「ゴキブリ」も季語★
夏の季語なんです。
他にも、薄着になるとより印象的になるという理由から、「香水」が夏の季語であったり、季節が関係なさそうな「くじら」
や「さめ」「まぐろ」までもが冬の季語★
季語を覚えるだけでも大変そうですが、いろいろ眺めてみるのも面白いかもしれませんね。
まとめ(イラスト)
いかがでしたか?
日頃馴染みの薄い俳句かもしれませんが、知れば知るほど実はおもしろいかも★
ゲーム感覚で言葉遊びをしてみるのも良いかも知れませんね。
最後まで読んでくださりありがとうございました★