2月21日「漱石の日」★1日1つ賢くなるプチ雑学【夏目漱石編】

2月21日は「漱石の日」★

夏目漱石が1911年(明治44年)に、自身が称号付与を辞退する旨の手紙を文部省専門学部局長に送ったとされる日です。

当時の文部省が文豪夏目漱石氏に対して、その功績から文学博士の称号を送る計画が持ち上がりました。しかし、夏目漱石自身は「自分に肩書きは必要ない」と一蹴りしたそうです。

それに感銘を受けた有志たちにより記念日が制定されました。

夏目漱石と言えば、「吾輩は猫である」や「坊ちゃん」、「三四郎」や「こゝろ」など多くの名作を残した明治末期から大正初期に活躍した近大日本文学の頂点に立つ作家の1人★

千円札の肖像画にもなりましたねー。

今回はそんな「漱石の日」にちなんで、1日1つ賢くなるプチ雑学★【夏目漱石編】★

夏目漱石の生い立ち

夏目漱石の子供たちも凄かった

夏目漱石の名言より

について簡単にご紹介★

夏目漱石の生い立ち

本名、夏目金之助

波乱の人生

1867年2月9日生まれの彼は、8人兄弟の末っ子★

生まれてすぐに里子に出され、8才で戻るもすぐにたらい回し。

そんな家庭環境でありながらも、23才で帝国大学に入学し首席で卒業するという努力家★

小説家としては38才にデビュー

次々と作品を残し有名なになるのですが、私生活では病に侵され故郷で療養。

1916年、49才という若さでこの世を去るのです。

死因は奔放な食生活が原因

療養のために修善寺にきていた夏目漱石。

体調を気遣った料理を食べなければいけなかったのですが奔放な食生活をしていたことが、寿命を縮めたと言われています。

何とかして出た弟子の結婚式。

砂糖漬けの南蛮豆の誘惑に負けてしまった漱石。

しかも大量に食べ、胃潰瘍が悪化し死に至ったと言われています。

最後に胸をはだけて「ここに水をかけてくれ。死ぬと困る。」という言葉は有名です★

意識不明の中で「何か食わせてくれ」と言ったとか言わなかったとかw

最期まで食に対して貪欲で人間味のある漱石だったからこそ人に愛され続ける作品を書くことかできたのですね。

小説家として頂点に立った彼ですが、実は小説家として活躍できていたのは、たったの10年間なんです。

濃厚な人生でした。

正岡子規からペンネームを貰った

ちなみに、あの正岡子規とは同級生であり親友★

彼もまた日本の近代文学に多大な影響を及ぼした、明治を代表する文学者の一人ですよね。

正岡子規のペンネームのひとつに「漱石」があり、夏目漱石が譲り受け、「夏目漱石」のペンネームを使い始めたのだそうです。

ちなみに正岡子規も、最期の7年間は結核に侵され34才という若さで亡くなっています。

夏目漱石の子供たちも凄かった

そんな夏目漱石も結婚をし、2男5女の子供にも恵まれます。

残念ながらそのうち5女は1才で死去。

しかし、子供たちやその孫、曾孫の代まで夏目漱石の優秀さは受け継がれていったー。

長男はバイオリニスト、次男は随筆家、孫や曾孫にはライター批評家プロデューサークリエーター…などなど。

遺伝子ってのはすごいんですねー。

夏目漱石の名言より

そんな夏目漱石が残した言葉の数々…。

中でも私のお気に入りを3つご紹介★

あせってはいけません。

ただ、牛のように、図々しく進んでいくのが大事です。

夏目漱石

自分が物事に追われている時に、自分自身に言い聞かせた言葉★

焦ることは全く無意味です。

自分のやってきたことに自信を持ち、周りに何を言われようと進む勇気も必要。

たまに聞いてくれーという人もいますがw

その精神の図太さには、それだけ身につけてきた自信があるわけなんでしょうね。

弱い人間に背中を押してくれるような、優しい言葉に感じます。

色を見るものは形を見ず、形を見るものは質を見ず

夏目漱石

人の見る目というものには、偏りがあること。

自分には何が見えているのか。

周りにはどう見えているのか。

周りにどう見えていても、その人が見ている部分はごく一部であること。

その逆ももちろん言えること。

物の見方を考えさせられる一文です。

人間の目的は、生まれた本人が本人自身のためにつくったものでなければならない

夏目漱石

その通り★という感じwww

でも、すっごく大切なことですよね。

誰かのために、何かのために、人間はついつい判断する時に自分を犠牲にしてしまうことがあります。

でも最終的な目的は、自分自身のために作らなければいけない。

それが自分の人生です。

まとめ(イラスト)

いかがでしたか?

夏目漱石という人間が、どんな人だったのか、どんな人生を送ったのか、ほんの少しでもイメージできたら、また彼の作品に触れてみようかなーとも思います。

とはいえ、ちょっと時代も異なるので難しいですよね。

私も正直、理解できていないw

でも、偉人と呼ばれる人にはそれなりの理由がある。

そんな偉人の人生などに触れることもまた、自分の価値観などに影響を与えてくれるかもしれません。

そんなキッカケになれればいいなと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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