8月28日は「ヴァイオリンの日」。
1880年( 明治13年)東京・深川の三味線職人・松永定次郎が、日本初のヴァイオリンを、この日に完成させたことにちなんで制定された日★
ヴァイオリンという楽器は知っているけど、触ったことはないなーなんて人は少なくないかもしれません。
今回は誰もが知ってる楽器でありながらも、どこか高級感と隣り合わせで馴染みの薄いヴァイオリンについて、少しだけ雑学をご紹介★
ヴァイオリンの誕生
ヴァイオリンは1500年の中頃、ガスパロ・ダ・サロやアンドレア・アマティによって、北イタリアにて誕生しました。
当時より改良の余地がないほどの完全な形の楽器★
楽器というものは原型があって形を改良したり、材質を変えてみたりとして進化をとげるもの。
ヴァイオリンのように、駒や弦、指板の種類が強化されてり、あごだしが付いたなどの構造が強化されたところはあっても、ほぼほぼ当時のままの形で引き継がれているのはヴァイオリンくらい★
どんな楽器でも形が改良されたり、材質が変わったり…。
奇跡に近いのだとかー。確かにー。
ヴァイオリンの値段はどれくらい?
ヴァイオリンは高級なイメージが強いですよねー。
お坊ちゃまや、お嬢様が習い事としてやってるイメージ★
そんなヴァイオリンも値段はピンキリ★
1万円以下のものから高いものでは数億円といったものも。
どこに差があるのかと言うと、やはり「音」なんだそうですよ。
1万円以下のものは大量生産。メンテナンスも行き届いていないものも多く、あまりオススメではなさそうー。
10万から50万円のものは良品とされており、上級者向けのものは50万~100万円のものだそうですよ★
やっぱり高いー。
10万~50万円のものは中国製やヨーロッパ製のものが多く、50万円以上のものはほとんどがヨーロッパ製。最高品質の木材が使用され、その多くが手工品いわゆる手作りになります。
ちなみに、10万円以上のものには鑑定書が付いています。
高い理由は職人の手がかかっているということ。
人気の職人になればなるほどお高くなるー。
「耳をすませば」という柊あおいの漫画作品。1995年に、近藤喜文監督、スタジオジブリ制作によりアニメーション映画化されたものがありましたね。
そこに出てくる青年が目指しているものもヴァイオリン職人でした。
なかなかヴァイオリン職人になりたいなんて人を見たことがないのですが、実際ヴァイオリンを身近に体験している人にとっては、憧れの職業になりうるのかもしれませんね。
なんせ職人の技一つでヴァイオリンの価値が変わってくるわけですから。
値段とともに「音」が良くなるのだそうですよ。
高いヴァイオリンと安いヴァイオリンの音色比べてみたいwww
ヴァイオリンの選び方
ヴァイオリンを買うのであれば、最初は手頃な値段の物を★5万円位の物からがいいらしいー。
てか、それでもやっぱり高いwww
あえて中古を買う人も多いそうです。
ネットでも購入できますが、ヴァイオリンは音が命★
実際に手にとって、触って、試奏してみましょう★
何軒か見て比較するといいでしょう。
演奏中に弦が切れたらどうする?
ヴァイオリンの弦は擦って音を出すもので、使い続けていると弦が切れてしまいます。
もちろんプロは切れる前に張り直しをしたりして、定期的なメンテナンスを欠かせないわけですが、プロであっても切れる時は切れる。
そんな時どうするのか?
実はプロのヴァイオリニストは、演奏中に切れたら後ろの人と楽器を交換するのだそうです。
1番後ろの席の人が弦を張り替えて再び舞台に戻り、逆リレーで1番前の人に楽器を返すのだそうですよ。
オーケストラの舞台裏、袖には必ず弦の予備、ヴァイオリンの予備があって、アクシデントが起こっても決して演奏は止まらないようになってるんだそうです。
まとめ(イラスト)
そんな今日の1枚は、ヴァイオリニストと言えばで、葉加瀬太郎さんを描いてみました★
どうですかねー。
今度オーケストラを観に行く機会があったら、今日の雑学ちょっとだけ頭の隅に入れて、ヴァイオリンの音色を楽しんで下さいね。