12月11日は「胃腸の日」★
「胃に(12)いい(11)」という語呂合わせから、日本大衆薬工業協会(現:日本OTC医薬品協会によって制定された記念日です。
胃腸薬の正しい使い方や、胃腸の健康管理の大切さなどをアピールすることが目的。また、12月と言えばクリスマスや忘年会とイベントも多い月となり、胃腸に負担がかかる時期でもありますよね。
そんな12月に胃腸をいたわり、感謝の気持ちをもってもらいたいという思いが込められているのだそうです。
今回は、そんな「胃腸の日」にちなんで、ふと不思議に感じる胃腸についての不思議に関する雑学をまとめてみました。
胃酸で胃が溶けないのはなぜ?
胃の大事な役割は食物の消化。
胃では2時間から4時間かけて、胃酸を出して栄養を吸収しやすいように食べ物を柔らかくします。
胃酸は無色・透明の強酸性の液体。大体のものは溶かしてしまうすごい液体。
これが一日に1.5ℓ~1.8ℓ分泌されてるっていうから驚きですよねー。
ではなぜ、そんなに強い胃酸が出つつも胃が溶けないのか。
これは、胃酸とともに分泌される「胃粘液」のおかげ★
胃を保護する粘液は胃壁を覆って保護してくれます。
また塩酸を中和する物質が粘液と胃壁の間に張り巡らされ、胃をカバーしてくれるのです。
この二つの粘液のガードが弱ると炎症を起こし、胃炎や胃潰瘍になってしまうのです。
ストレスや体調、加齢の影響で胃粘液は低下するもの。
ちょっとでも胃に不快感を覚えたら、無理はせず胃薬飲んでケアをしてあげましょう。
別腹ってあるの?
「お腹いっぱい★でも、デザートは別腹だよねー。」なんて言ってる人。
別腹どこについてますかー?www
別腹とは、胃袋が2つあるわけではありません。もちろん3つあるけでもないww
好物を目の前にすると、胃や消化管の運動が活発になります。そして、胃の中にあったものを小腸へと流し込むのです。
そしてできた空間が別腹。
確かに胃に空洞ができれば、また食べられるー。
結果、食べ過ぎるーww
ダイエット中は、好物を食後に見ないようにしましょうね。
欧米人と日本人の胃腸
欧米人は腸は短くて、日本人の腸は長いって聞いたことありますよね?
それってどうしてだか知ってますか?
欧米人と日本人の胃腸の違いは、長い間食べてきた食文化によって出てきたと言われています。
欧米人の胃は、動物性食品の消化・吸収のために胃酸分泌がどちらかというと旺盛。そして頑丈にできています。
また、たんぱく質を分解する際に作られる有害物質を体外に早く出すために腸は短いとされています。
一方日本人の胃は、消化にいいものを主食としてきたために、どちらかというと華奢な胃。
仏教の影響もあり肉を食べない時代もあったことで、腸は長く食物繊維の多い食物を吸収するために時間をかける構造になっています。
胃薬には、胃酸の分泌を抑える薬と、胃の働きを整える薬があり、まとその両方を合わせた総合胃腸薬というものがあります。
欧米では、胃酸の分泌がもともと活発なことから胃酸の分泌を抑える薬がよく売れるんだそうですー。
ちなみに総合胃腸薬というものが市販されている国は少なく、欧米ではない言葉なんだそうですよー。
日本独特の薬剤ってことですねー。
まとめ(イラスト)
いかがでしたか?
最近、冬に備えて体が蓄えようとしているのか、暴飲暴食が止まらないー。
私にはイベント関係ないようですww
最近、逆流性食道炎というのになったんですよ。
胃酸の逆流により、食道が炎症を起こしている状態。
胃酸の自覚はなかったのですが、炎症は本当に焼けるくらい痛かったー。
胃酸の強さ感じましたー。
加齢の影響は仕方ないとはいえ、ストレス軽減や体調管理はできそうですよねー。
胃の中はカメラを飲まない限り見えないですよね。
でも、穴が開いてからじゃ遅いですよー。
日ごろから、食べ物に気をつけてみたり、おかしいな?と思ったら薬飲んでみたり、大事に大事にしてあげたいですねー。
今日は胃腸にいいもの食べよう★