8月20日は「蚊の日」。
1897年8月20日。イギリスの医学者で細菌学者でもあるロナウド・ロス博士が羽斑蚊類の蚊の胃の中から、マラリアの原虫を発見。
蚊がマラリア感染症を媒介していることを突き止め、感染症予防に大きく貢献したとされ、第2回ノーベル賞を受賞しています。
残暑が厳しい今日この頃。
私もちょっと公園で一休みしていたら、6か所も蚊に刺されましたよー。
蚊も生き残りに必死なんだなーなんて思いながら、悔しい思いをしたわけですが…。
実は蚊にも私たちの知らない真実が!
今回は私たちの知らない蚊の一面をご紹介★
血吸うのはメスだけ
実は、蚊は普段花の蜜や植物の汁を吸って生きています。
すごーく穏やかな生きもの。
ただ、メスに限ってはある時期に限って、吸血鬼化します。
それは、産卵前。
卵の栄養分となるタンパク質。これだけは、花の蜜や植物では補うことができません。
そこで、我が子のために命をかけて人の血を吸いにいくのです。
どうですか?蚊に刺されて悔しがってるあなた★
蚊のまだ見ぬ子供たちに栄養を分けてあげたと思えば、少しは心穏やかなになるかしら?
あー。それでもちょっとあの蚊たちの繁殖に手を貸してしまったと思う人も少なくないかも知れませんね。
蚊の一生
命懸けで栄養分を補ったメスが、卵を産むところは水の溜まるところ。
産卵して、2~3日後には孵化。1~2週間で成虫になります。
水が干上がる前に飛び立つことができるので、わずかな水があれば、問題なく生まれることができちゃうわけです。
オスの蚊たちは蚊柱を作り、メスがやってくるのを待ちます。
メスは、その中からパートナーを見つけ交尾後、人間のいる家の中へとやってくるわけです。
そして、血を吸い、卵を産み…。その繰り返し。
運が良ければ1ヶ月生きます。
え?短いーwww
痒みのもとは蚊の唾液
蚊の口もとは1本の針のようなものと思われがちですが、実は6本もの針がついています。
人の肌にたどり着いた時、2本の針で皮膚を切ります。まるでメスのように…。
2本の針で体を固定し、残りの2本を血管の中へ。
そのうち1本の針で血を吸い、もう1本で唾液を血管に注入し、血液の凝固を防ぐのです。
この作業をしないと、蚊の体の中で人の血液は固まり蚊は死んでしまいます。
しかし、この唾液が人間にとって痒みの原因。
ある意味、蚊がメスを入れた時の痛みを麻痺させる麻酔の作用もあるわけですが、これが人の血管に残ると痒い!
実は蚊は、血を吸い取って退散する時にこの唾液も全部吸い取って逃げていきます。
しかし、その途中で追い払ったり叩いて殺してしまったりしたら…唾液はそのままー。
ということなので、少しでも痒みを軽減したいのならば、自分の肌に吸い付いている蚊を発見した時は、静かに吸い終わるまで見守ってあげましょー。
ちなみに蚊が血を吸うには、少なくとも2~3分かかると言われています。
むむ。待てるだろうかwww
少しでも蚊に刺されない方法
蚊は、生まれた場所から半径15mの所でしか活動しません。意外と狭いwww
ということであれば、蚊がいなさそうな所を探すしかありませんね。
流れのない水の近くは危険です。
雨上がりの水溜まりも危険です。
例え、缶ジュースの蓋にほんの少しでも水が溜まっていたら…やはり蚊が…。
難しいですねー。
やはり虫除けスプレーは必須ですね。
蚊の目は、白と黒しか見えません。そして、黒い色を好む傾向にあります。
そのため、身につけるものは薄い色がいいですねー。
まとめ(イラスト)
蚊は血を吸う前の体重2~3mgですが、吸った後は5~7mgにもなるのだとかー。
体は重くてフラフラ~。
そんな身ごもの体で産卵に向かおうとしているところ…パチーンと1発★
あ。誰か血吸われてるーなんて。
ちょっと悔しいやつですが、悔しいやら辛いのは蚊の方ですwww
とはいえ、切ない蚊の事情も理解しつつやはり上手く蚊からは逃れたい今日この頃。
皆さんもまだまだ蚊の多い季節★蚊対策忘れずにー。