こんにちは。
12月20日は「シーラカンスの日」★
皆さん、シーラカンスってご存知ですか?
1952年の12月20日。
アフリカ・マダガスカル島沖でシーラカンスが捕獲され、学術調査が行われたことにちなんで制定された記念日です。
シーラカンスは最古の化石である3億6500万年前ものから発見。
少なくともその当時存在していたことが証明されている生物です。
しかし7500万年前に絶滅されたものとされていました。
そんなシーラカンスが1938年に南アフリカで捕獲され、生存していたことが確認されました。
学術調査が行われたのは、1952年が始めて。
その後もアフリカ(南アフリカ・コモロ諸島・タンザニア)とインドネシアで見つかっています。
シーラカンスは「生きた化石」と言われるほど、昔姿を保ったまま生存。
珍しい生き物としても有名です。
そんな「シーラカンスの日」にちなんで、今日はシーラカンスの不思議について、簡単にご紹介★
シーラカンスはなぜそのままの形で生き残れたのか
なぜ、こんなにもの長い間、進化を遂げずにシーラカンスは生き残れたのか。
我々人間ですら、四足歩行の動物から二足歩行の人間に進化。
3億6500万年以上前からほとんど姿を変えることなく、今を生きるシーラカンス。
一説によると、当時からほぼ変わることのなかった「深海の環境」が理由だと言われています。
深海生物は、シーラカンス以外でも「生きた化石」と呼ばれる生物が多いですよねー。
深海の環境は3億6千万年以上前からほぼ状態が変わらず、進化する必要性がなかったと言えます。
ちなみに寿命は103年ほど。
生まれた時の姿と103歳の時の姿はほとんど変わらないそうです。
シーラカンスは進化せず、のんびり一生を生きていく生き物なんですねー。
シーラカンスは何を食べてる?
シーラカンスは水深40m~600mの深海魚までの魚やイカなどを食べています。
ふらりふらりと漂いながら、ターゲットに近寄り加えて食べるそうです。
時々、「逆立ち」するんですって★
展示されているシーラカンスの胃からは、サバの仲間やイカが出てきたそうですよ。
ちょっと逆立ちしたながらの食事姿、見てみたいですねー。
シーラカンスには背骨がない
シーラカンスには背骨がないって知ってましたか?
歩くように泳ぐシーラカンス。
シーラカンスには陸地でも歩けそうな立派な胸ビレと腹ビレがあります。
他の魚では見ることのできない大きな骨と関節があるのが特徴。
そんなシーラカンスに背骨はありません。
固い背骨の代わりに、脊柱(ギリシャ語でシーラカンス)と呼ばれるホース状の管が頭から尾ビレまで繋がっていて、その中は油のような液体で満たされているそうです。
なんだか人間みたいですねー。
まとめ(イラスト)
12月20日は「シーラカンスの日」★
なかなかお会い出来ない貴重な生物、シーラカンス。
「生きた化石」と呼ばれるシーラカンスは、3億6千万年以上前からほとんど変わらない姿で、今も地球の深海でのんびり生活しているかもしれません。
100年以上の寿命をもち、他の魚にはない立派な脊柱とヒレを持ち、海底をノロリノロリと歩いているかもしませんね。
もしかしたら日本の海の底にもいるかもしれませんよ。
深海の環境は、どこもさほど変わりはないらしいのでー。
今日の話のネタにでも参考にしてください★
最後まで読んで下さりありがとうございました。