1月4日は、「い(1)し(4)」の語呂合わせから「石の日」とされています★
日本では古来から、石には神様が寄り付くとされ1月4日「石の日」に地蔵や狛犬、墓石など願いがかけられている石に触れると願いが叶うとされているんですって★
今回は、そんな「石の日」にちなんで1日1つ賢くなるプチ雑学★
狛犬が神社に鎮座する理由、墓石に水をかける理由、石の上に3年の意味について簡単にまとめてみました。
狛犬が神社にいる理由
「狛犬」とは、神社の参道脇に鎮座している動物を模した石像のこと。
2体一対で、向かい合ってるものや、神社に背を向けているものがあります。
狛犬は、邪気を祓うと信じられていて、神社の神様を悪霊から守る守護獣として、平安後期に中国から伝わったと言われています。
始めは木製だったんだとか。
石になったのは江戸時代なんですってー。
狛犬は犬じゃなかった
実は「狛犬」は、犬ではないみたいー。
実は「獅子」と「狛犬」という全く違う2種類の動物を組み合わせたもの。
神社に向かって右は「獅子」★
石像では色は分かりませんが、金色や黄色をしていて口を開けた姿。
神社に向かって左が「狛犬」★
銀色や白。口を閉じていて角があることも多いんです。
右が「獅子」で、左は「サイ」と「獅子」を合わせた姿という一説もあります。
阿吽の呼吸で神様を守る
口を開けている像を「阿形」。
口を閉じている像を「吽形」といって、一対で「阿吽(あうん)」。
「阿吽」と言えば、息が合っているという慣用句「阿吽の呼吸」ですよね。
いつの頃からか、一対の像を合わせて「狛犬」と呼ぶようになったのですが、左右の狛犬が阿吽の呼吸で神様を守っていると思うと、なんだかその間を通っていく時は気を引き締めなくちゃいけませんねw
狛犬とシーサーの違い
神社の狛犬と、沖縄のシーサー★
似てますよねー。
確かにシーサーも中国から伝わった守護獣。
ただ、狛犬は神社の神様を守ることに対し、シーサは「家」や「村」を守るのだとか★
またシーサーは火事を避けるとも言われ、守るだけでなく福を招くとも言われていますよ。
墓石に水をかける理由
石でできているといえばお墓★墓石ですよねー。
皆さん、お墓参りには行ってますか?
私は毎月行くのですが、実は作法はあまり知らないwww
でも、とりあえず綺麗にしてあげなくちゃーなんて思って水を墓石にかけるのですが…。
皆さん、雨が降っていてもかけますか?
綺麗な墓石にも水をかけますか?
どうやら墓石に水をかけることには、綺麗にするという意味だけではなく他にも理由があるようで。
実は仏教の世界観には「餓鬼道」という世界がありまして、そこは常に水不足。
悪行の報いとして餓鬼道に落ちた亡き者たちは、痩せ細り、水が飲めずに喉の乾きに苦しむそうです。
そこに先祖の誰かがいたら…。
どうか早く乾きを癒してください。という願いをこめて水をかけるのだそうですよー。
知らなかったなー。
うちの家系にそんな悪行をした人はいませんからーと自信がある人には不要かもですが、そんな思いをこめて水をかけるということも知っておくと良いでしょう★
石の上にも3年は良い言葉?
「石の上にも3年」という有名なことわざがありますが、皆さんどんな意味にとらえていますか?
なんか、嫌な仕事で辞めたいなーなんて思っている時によく上司や親から「我慢しろよー」って言われているみたいにずっと思っていました★
本当の意味は、冷たい石でも3年も座り続けていれば暖まってくる。最初は大変でも3年くらい辛抱して続けていれば成果が出るといったものです。
人を励ます時に使う言葉なんですねー。
とはいえ、3年かーと思うとしんどいものですwww
このコロナとも3年経てば違った形で付き合える世の中になるんでしょうねー。
まとめ(イラスト)
いかがでしたか?
石には神が寄り付くとされ、パワーストーンのように古代より自然のエネルギーが宿り神秘のパワーがあるとされる天然石や宝石もあります。
もちろん、その石を持っているだけで、触っただけでいい事あるならなんの苦労もいりませんwww
そのパワーを引き出すかどうか、生かすかどうかはその人自体とも言われています★
今年も石のパワーを借りつつ、踏ん張って生きていきたいものです。