11月24日は、イギリスのロックバンド「QUEEN」のボーカル、フレディ・マーキュリーがこの世を去った日★
この間、「QUEEN」の伝記を題材にした2018年公開映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観たんですよー。
いや、私は初めて観たのですが、良かったですねー。
「QUEEN」を描いてみたいなーなんて思っていたら、フレディの命日じゃないですかー。
これは描かなくちゃなーなんて。
今回は、伝説のロックバンド「QUEEN」にまつわるプチ雑学と、フレディが45歳という若さでこの世を去る原因となったHIV/AIDSの現在について少しだけお話させてただきます。
QUEENの由来
「QUEEN」というバンド名はフレディ・マーキュリーが名付けたもの。
フレディは大学時代にいくつかバンドを経験。その後のちに「QUEEN」のメンバーとなるブライアン・メイ、ロジャー・テイラーが所属する「スマイル」というバンドに所属しました。
「QUEEN」というバンド名にしたことについて、フレディはのちにこんな風に語っています。
王者の威厳が漂っているし、壮大な響きがあるからね。力強い名前で普遍的だし、すぐに馴染んでもらえる。
視覚的にも色々な可能性が広がっているし、様々な解釈が可能だ。
ゲイが結びつくということは理解しているけど、それは1つの側面でしかない。
彼は両性愛者。英語でQUEENは「同性愛者」を示すのだそうです。
確かに連想させそうではありそうですが、確かに日本人にとっては馴染みやすいネーミングですよね。
QUEENの紋章はメンバー4人の星座
QUEENの紋章には、メンバー4人の星座が描かれているって知ってましたか?
これは、フレディがデザインしたものなんですって。
ブライアン・メイは蟹座のため「カニ」が。
フレディ・マーキュリーは乙女座で自身を妖精として描いています。
ロジャー・テイラーとジョン・ディーコンは獅子座のため、2匹の獅子が描かれているのです。
ちょっと確かめたくなっちゃいますよねー。
ちなみにフレディは、学生時代に芸術とグラフィックデザインを学んでおり、CDジャケットや衣装など様々なところで彼の才能が生かされています★
フレディの恋人は本当にいい人
フレディの最後の恋人だったとされるジムハットン(1949-2010)★
1984年からの7年間、フレディが最期を迎えるその時まで、献身的に彼の傍に寄り添ったとされています。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」で描かれた彼には、ちょっとイラっとしちゃった部分もあったのですが、実際の彼は本当に穏やかで純粋な人柄だったそうですよ。
フレディから移されたと思われる自身のHIV感染。
彼はフレディ本人に知られぬよう、最後まで口外しなかったのだとかー。
ちなみに彼は2010年1月1日に癌で死去されています。
フレディの最後で最高の恋人なんて言われています★
なんか素敵ですよね。
現在のHIV/AIDS
マスコミで殆ど報道されることのなくなったHIV/AIDS。人々の意識から消え去ってしまった感を感じるのは私だけでしょうか?
私が学生だった頃は、本当によく騒がれていました。
しかし、現在もHIV/AIDSはなくなっていないんです。
2018年の時点で世界におけるHIV陽性者数は、3790万人。多いです。
しかし新規HIV感染者数は、ピークであった1997年の290万人に対し2018年170万人(推定)と減少傾向にはあります。(国連合同エイズ計画(UNA IDS)の発表より)
この背景には、抗レトロウイルス治療薬(ART)の導入などがあります。
飲みやすくて、副作用が少なく治療効果も高い。
ARTを内服すれば、体内のウィルスを一定以下まで下げることができ、自分の健康を保つだけでなく、人への感染も防ぐことができるのだそうです。
今は、
①自分がHIV感染していることに気づくこと
②ART治療を早くに始めること
③他の人感染を広めないこと
を目標に計画が進められており、2030年にまでにHIV感染の流行を抑え込むことが目標とされているのだそうですよ。
昔に比べ、予後は飛躍的に良くなったそうです。
でも、まだまだたくさんの感染者が存在する事は、忘れないようにしましょう★
まとめ(QUEENイラスト)
いかがでしたか?
映画「ボヘミアン・ラプソディ」観たことない人は是非観てみて下さい★
「QUEEN」を知らないという人は、彼らの曲を聞いてみてください。いい曲いっぱいありますよー。
フレディ・マーキュリーは親日家でした。
ロンドンの自宅には日本庭園があり、伊万里焼コレクターだったのだとか。日本公演で来日する度に、新宿二丁目のゲイバーに通っていたのだそうですよ★
あの世でも、パワフルにマイクパフォーマンスやっているのかなー。
フレディの死去後、「QUEEN」メンバーはギターのブライアン・メイとドラマー、ロジャー・テイラーの2名。新しいボーカルを招き、2020年現在は「クィーン+マダム・ランバート」として活躍しています。
いつまでも「QUEEN」が残した曲たちが引き継がれていきますように。