11月21日は「歌舞伎座開業記念日」★
1869年(明治22年)11月21日、東京都木挽町(現:東銀座)に「歌舞伎座」が開場したことにちなんで制定されました。
歌舞伎は日本固有の演劇。伝統芸能のひとつで、重要無形文化財に制定されています。(1965年)
また、2009年には無形文化遺産の代表一覧にも記載。
とはいえ、なかなか「歌舞伎観たことあります。」という人には遭遇しないー。
そんな今日は、ちょっとだけ歌舞伎に触れてみようってなことで、歌舞伎雑学★
実は、私たちが普段使っているあの言葉やこの言葉、歌舞伎から来た言葉★
歌舞伎の始まりに触れながらご紹介しますー。
歌舞伎の始まりは「かぶき踊」
歌舞伎の元祖と呼ばれている「かぶき踊」★
「お国」という女性が創始したと言われています。
慶長8年(1603年)京都で始められたとする記録が残っているーということで、歌舞伎の歴史は400年以上★
かぶき者と呼ばれる派手な服を着たり、大きな刀を持って街を歩いたりしていた若い男の格好をして、流行の茶屋遊びなどの様子を踊ったんだそうですよ。
京橋に中村座が作られたのは寛永元年(1624年)。江戸において歌舞伎が広まったいったのはこの頃からだと言われています。
幕府から公認された劇場「中村座」「市村座」「森田座(守田座)」のことを「江戸座」と呼ぶそうですよー。
歌舞伎が由来の言葉の数々
二枚目・三枚目
「私は二枚目より三枚目が好きだからなー」★
なんて、道化役や滑稽なことをする人を指す「三枚目」という言葉★
これは、上方歌舞伎の芝居小屋の前に掲げられた八枚看板で、一枚目に主役、二枚目に美男役、三枚目に道化役の名前が書かれていたことが由来なんです。
口説き
「あの人の口説き文句には気をつけてね。」などと使われる「口説き」。
納得させようとしきりに説得したり、懇願したりすることを言いますが、これも歌舞伎が由来★
歌舞伎では、くどくどと長く心中を吐露することや、心情を述べて聴き悲しむ芝居のひとつの型のことを言うのだそうです。
ちょっと使い方は違ったようですねー。
御曹司
「あそこの御曹司はイケメンだよ。」の御曹司。
身分や地位の高い人の子供などを指す言葉ですね。
歌舞伎で、座頭を担うほどの役者の子供や名優の子息のことを「御曹司」と呼んでいたことが由来だそうです。
裏方
「裏方の仕事に回りますー。」★
裏方とは表に立たないで実質的な仕事をする人。また芝居で役者以外の仕事をする人のことを言います。
これもまた歌舞伎からの言葉★
演出の進化に伴い、職業が分業化され、見物席や事務所で働く裏方と楽屋で働くものを裏方と呼ぶようになったのだそうです。
ちなみに、狂言作家も裏方に含まれちゃうのだそうですよ。
他にもある歌舞伎由来の言葉
他にも歌舞伎が由来の言葉はたくさん★
「板につく」や 「十八番(おはこ)」、「世話女房」や「捨て台詞」などなど。
私たちが普段何気なく使っている言葉も、歌舞伎が由来のものがたくさん★
昔は今以上に歌舞伎がもっと身近であり、流行りのものであったんですね。
まとめ(歌舞伎イラスト)
そんな歌舞伎座開業記念日にちなんで、イケメンと言われている歌舞伎役者さんたちをイラストにしてみました。
ドラマ「半沢直樹」では味を出し切っていた四代目市川猿之助さん★イケメンプレイボーイ二代目尾上松也さん★妻は女優藤原紀香さんの片岡愛之助さん★
皆さん、容姿だけでなく実力は本物。
歌舞伎役者の方って、若い頃は歌舞伎しかできないのでは?なんて思っていた頃もありましたがとんでもない。
今は役者さんも歌舞伎だけでなく、タレントや俳優さんとしてドラマに出たり、バラエティに出たり…。
みんな本当に本物って感じですよねー。
歌舞伎観に行こうかなー★
これからも日本の伝統芸能を守っていって欲しいなーと思っています。