お地蔵さん★赤いよだれかけに込められた思い

8月15日は、終戦記念日ですね。

平和な思いを込めて、お地蔵さんのイラストを描いてみました★

お地蔵さんとは平安時代に生まれた石仏で、水子霊や生まれて間もなく亡くなってしまった子どもたち成仏させるために設置されたものですが、ついつい路傍のお地蔵さんを見かけると、ついつい手を合わせたくなっちゃうのは、私だけでしょうか?

今回は、お地蔵さんに関するプチ雑学をご紹介★

お地蔵さんと道祖神の違い

お地蔵さんは、正式名称「地蔵菩薩」。

お釈迦様の亡き後、弥勒菩薩が誕生するまでのピンチヒッターとしてこの世を救ったのがお地蔵さんと考えられています。また、水子供養を祈る存在。

よくお地蔵さん=「道祖神」だと思っている人も多いようですが違うんです。「道祖神」は道端にある石像で、外からくる魔や災を遮り防いだ安全を守る神のことを言います。

お地蔵さんは、人の形をしていますが、道祖神は人の姿を取らなくてもいいとされています。「荒神」とも呼ばれ、暗くてひっそりとした場所に安置されています。

お地蔵さんが赤いよだれかけをしている理由

お地蔵さんのトレードマークと言えば、赤いよだれかけ★

なぜ、よだれかけかけをしているのか、またなぜ赤なのかって知ってますか?

その由来は2つ。

1つ目、人間の煩悩を表しているということ。昔の人は、自らの煩悩を刺激色の前掛けに喩え、それをお地蔵さんに託すことで雑念から解き放たれたいという願いをこめたと言われています。

2つ目は水子や赤ん坊の供養を祈願しているということ。

「赤」は「赤ちゃん」を示すと共に、生命の起源たる太陽を表すとも言われています。あの世へ行く途中、子どもが迷ってはいけないための目印だとも言われています★

あの赤いよだれかけには、人々の思いや願いが込められているんですねー。

ちなみに赤いよだれかけ、ネットでも買えるそうですw

お地蔵さんを見かけたら、かけてあげてもいいかもです★

お地蔵さんをお参りする際のタブー

とはいえ、お地蔵さんを見かけたらお参りしなくちゃーなんて行って!安易にお参りするのも問題があるようです。

結界が張られた場所にあるお地蔵さんの場所に立ち入らないようにしてくださいね。呪わしいもの忌まわしいものを封じた中にあるお地蔵さんは、全ての負を背負い込み封じ込められています。

生身の人間がその中に入れば…。何が起きるか想像できちゃいますよねー。

御札や縄が飾られたお地蔵さん。そんなお地蔵さんには一礼飲みして、その場を離れるようにしましょう★

笠地蔵の教訓

昔話で、お地蔵さんと言えば「笠地蔵」。

貧しいおじいさんが、笠を売りに出かけるのですが笠は全く売れず、帰りに雪で濡れていたお地蔵さんたちに、寒かろうと笠を被せてあげました。

家に帰ってきて、おばあさんにそのことを話すと、おばあさんもそれは良いことをしたと言うのです。

ある日たくさんの食べ物が家の前にあり、お地蔵さんのおかげだと感謝するお話★

すなわち「善行善来」の教訓。

「情けは人のためならず」。どんな時もお地蔵さんに「ありがとうございます。」と感謝する心を忘れてはいけませんね。

まとめ

いつもお地蔵さんを見ると、ついつい手を合わせたくなる自分ではありますが、自分のことばかりお祈りしてはダメですねー。

また、負を背負ったお地蔵さんに対しても失礼のないようにしなくてはならないなーと反省。

身近なお地蔵さん。いつも私たちの生活を見守って下さりありがとうございます。

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