1月9日は「とんちの日」★
「いっ(1)きゅう(9)」の語呂合わせ。とんちと言えばの「一休さん」から「とんちの日」とさています。
とんちの効いた人、周りにいますか?
なかなかとんちって難しいですよねー。
そんな今日は、「とんちの日」にちなんで、1日1つおもしろ雑学★
とんちとは何か、一休さんはどんな人だったのか、そして一休さんの有名な説話をご紹介しましょう。
とんちって何?
「とんち」は「頓智/頓知」と漢字で書きます★
その場に応じて即座に出る知恵「機知」という意味★
「頓」には「すぐに」「にわかに」という意味があり、「知」には「知恵」という意味があることから、何かが転じて作られた言葉ではなく、そのまんまを表す言葉のようです。
一説には仏教からきているーなんてことも言われていますが…どうでしょー。
平仮名で「とんち」と書くと、軽くマヌケな感じがしますが、その名の通り「頓知」は意外と賢くないと出てこないwww
頭の回転のよさがものをいいますよねー。
「とんちのある人」「とんちで人を笑わせる」「とんちを働かせる」なんて使い方ですかね。
一休さんは実在した
とんちと言えば一休さんですが、一休さんて実在していたお坊さんだとご存知でしたか?
室町時代の臨済宗の僧をしていた「一休宗純」という人物がモデル★
彼の生き様から様々な説話が語られており、江戸時代に書かれた「一休咄」という説話でとんちの坊主として有名になったのだとかー。
でも、この「一休咄」は作者不詳w
ちなみに一休さんは、破天荒な人だったそうですよー。
坊主なのに、お酒は飲むしお肉も食べる★
女遊びもしていて、好き勝手生きていたのに、88歳まで生きたそうでー。
これは、当時にしてみたらかなりの長生きー★
今にしても大往生ですねwww
ちなみに「一休さん」というアニメが、1975年10月5日~1982年6月28日まで全296話放送されたのですが、当時の一休さんは可愛すぎでしたよねーwww
一休さんの有名なとんち
屏風の虎退治
一休さんの説話の中で有名なものに「屏風(びょうぶ)の虎退治」というものがあります。
ある時、足利義満が一休さんに「屏風絵の虎が夜な夜な屏風を抜け出して暴れるので退治して欲しい」と、お題を出します。
一休さんはそのお題に対しこう切り返します★
「では捕まえますので、虎を屏風絵から出してください。」
義満を感服させたというお話★
皆さんならどのように答えますか?
屏風の中の虎を退治することなんてできないに決まってるわけですよー。
でも、それを普通に切り返したら面白くないじゃないですかー。
なんともスマートな切り返しw
この橋渡るべからず
もうひとつ有名な説話。
ある日の桔梗屋からのお題★
店の前の橋を一休さんが渡ろうとすると「この橋渡るべからず」と書いてあります。
もちろんこれは、「この橋を渡るな」という意味なんですが…。
一休さんは「この端渡るべからず」と言って、堂々と橋の真ん中を歩いて渡ったのだとか。
そこで桔梗屋は、「真ん中歩いてはダメ」と難題を出しました★
皆さんならどうしますか?
一休さんは、「橋に乗らなければ良いのだろう」と、敷物を敷いてその上を歩いて渡ったんです。
なんとも屁理屈www
とんちというものは、ユーモアありつつ、ちょっと嫌味も感じるものですねwww
でも、そう切り返されると、何だか怒る気にもなれないー。
そんな面白さが一休さんのとんちにはあるような気がしますw
まとめ(イラスト)
いかがでしたか?
「とんちの日」★一休さんの説話をご紹介しました。
何だか窮屈な世の中ではありますが、時にとんちをきかせてユーモアのある生き方をしたいものですね。
とはいえ、年齢とともに頭の回転も悪くなるーw
脳トレのためにも是非、今日はいちにち頓知にチャレンジしてみてください★