2月15日は、「春一番」が名付けられた日★
1985年(昭和60年)2月15日。気象庁が初めて「春一番」の呼称を使用しました。
「春一番」とは、2月~3月半ば。立春から春分の間に南から吹き付ける強い風のことを言います。
元々、長崎県壱岐市郷ノ浦の地域で、春の初めの強い風を「春一」と呼んでいたのだそう。
それが全国的に広がり、1950年代からメディアでも「春一」と呼ぶように。
気象庁はこれらの世の中の呼称を改めて定めたということになりますねー。
ところで、風について子供に聞かれたら…ちゃんと答えることができる自信ありますか?
「春一番」が名付けられた日にちなんで、1日1つ賢くなるプチ★【風を知ろう編】
・風とはいったい何なのか?
・風の強さを知ろう
・関東は南風に気をつけよう
について簡単にご紹介★
風とはいったい何なのか?
なぜ風は吹くのか?
みなさん、子供に聞かれら何と答えますか?
風とは空気の流れのこと。
空気の偏りを無くそうと動くのが風
空気の偏りを無くそうと動くのが「風」なんです。
分かりやすく子供に説明するのであれば、水に例えると良いでしょう★
水槽の真ん中に仕切りを付けて、片方にはたくさんの水を。もう片方には少ない水を入れます。
真ん中の仕切りを外すと、たくさん水が入っていた方から、少ない方へと水が動きますよね。
その原理と空気の動きは同じなんです。
それが風。
気温によっても風は生まれる
また、重力によって重たいものは下に、軽いものは上にという動きがあります。
重たい空気(冷たい空気)は下向きの風。
軽い空気(温かい空気)は上向きの風。
すなわち、気温でも風は生まれるのです。
気圧の高低差で強さが変わる
空気は気圧の高い方から低い方へ流れて風を作ります。
高いところから低いところへの変化が急だと風も強くなりますー。
想像できますかねー。
自転車で坂道を下る時に吹く風を想像すると分かりやすいですかねー。
急な坂道だとその分風は強くなり、穏やかな坂道では心地よい風が吹きます。
そんな感じー。
風の強さを知ろう
天気予報などを確認すると、「風速〇m」という表示が出てきますよねー。
あれは、風のかける抜ける速さ★
いわゆる強さを表しているんです。
1秒間に、どれだけ風が進むのか。
これがm/sの正体★
一般的に風速5m/sだと、既に強いと判断されます。
BBQなどでは紙皿やシートなど、軽いものは飛ばされてしまうー。
傘をさせなくなるのは10m/s
外を出歩けなくなったり、運転すらできなくなるのは風速20m/s
家にいても危険というのは45m/s。
家にいても危険って…オズの魔法使い…。
風速もちゃんとチェックした方が良さそうですね。
関東は南風に気をつけよう
風の影響で、電車が止まったり徐行運転になったり…。
たかが風と思いきや、意外と風の影響を交通機関は受けやすいですね。
陸地の上を吹く風は、地面の摩擦でブレーキがかかりやすく、海の上を吹く風は摩擦が少ないため強い風が吹きやすいんです。
関東の南側は海。
東京湾もあるため、南風となるとブレーキがかかりません。
そのため、関東において「南風」が強く吹くという際は、注意が必要なんです。
関東の皆さんご注意下さい★
まとめ(イラスト)
そんな「春一番」が名付けられた日★
2月15日は、日本のサイエンスプロデューサー・米村でんじろう先生の誕生日です。
でんじろう先生と春一番のコラボイラスト描いてみました★
春はすぐそこですねー。
皆さんにとって、新しいスタートをきることができる追い風が強く吹いてきますように★