12月27日は「寒天発祥の日」★
現行の暦で12月頃。
寒天の元となる「ところてん」が、京都・御駕籠町から島津藩(現:鹿児島県)に初めて提供されました。
京都・御駕籠町にある伏見区かっふ(2)し(4)み(3)」の語呂合わせを「24+3」と解釈。
伏見観点記念碑を建てる会が記念日としたそうです。
ちなみに「寒天の日」は、2月16日。
2005年のこの日に全国放送NHKテレビ「ためしてガッテン」で、寒天が健康食品として紹介されその後大ブームを引き起こしたとして記念された日です。
「寒天の日」は長野県芽野商工会議所と長野県寒天水産加工業協同組合が制定した記念日ですよ。
そんな今日は、寒天の始まりと、ところてんや、同じような食感を作り出すゼラチンとの違いについて簡単にご紹介★
寒天の始まりは「うっかり…」からだった
寒天のもとは「ところてん」★
「ところてん」とは干した海藻に水を加えて煮出し、不純物や繊維を除いて固めたもの。
「寒天」は「ところてん」を凍らせて乾燥させたものです。
奈良時代に書かれた「正倉院宝物文書」の中に「心天(ところてん)」として登場しています。
その頃から既に「ところてん」は、庶民に親しまれている食べ物だったと言えます。
そんな「ところてん」を江戸時代、京都の旅館の主人が食べ残し、寒い戸外に出しておいたところ、ところてんは自然に凍ってしまったんです。
そのところてんは、そのままにされ、日中溶けては夜になると凍るを繰り返し、脱水され乾燥。
…これが寒天の始まりー。
なんともー。
個人的には、寒天の方が好き★
ところてんと寒天の違いはミネラルと匂い
というわけで、ところてんが凍って乾燥されると寒天に変化ー。
実際、ところてんと寒天。
この2つに違いはあると思いますか?
原料はどちらも天草やオゴノリなどの海藻が原料。
実はところてんの方が断然ミネラルが豊富★
その分、磯の匂いもするのが特徴です。
一方、寒天にはミネラルがほとんどなし。
匂いもしないので、どんな物にも合うという特徴があります。
カロリー的には、ところてんが100gあたり2kcal。
寒天が100gあたり2~3kcalなとので、ほぼ変わりはありません。
ところてんは1パックあたり150g前後のものが多く、寒天は1パック100g前後のものが多いため、食べたら結局同じかなーと。
ただ、ところてんはからし醤油などと合わせることも多く、あんみつなどスイーツによく使われる寒天では、合わせる材料のカロリーが寒天の方が多くなるかもしれませんねー。
ダイエットしたいのであれば、ミネラル豊富なところてんの方がヘルシーかなー。
寒天とゼラチンの違いは原料
何かゼリーのように、他の材料と合わせて固めたい時。
寒天と同じ感覚でよく使われるのがゼラチン。
イメージとしては、寒天はあんみつなどの「和」。ゼラチンはゼリーやプリンなどの「洋」を連想させますよねー。
実際、この2つの違いってなんでしょう。
寒天は食物繊維が豊富
寒天の原料は先にも述べたように海藻。「植物性」の炭水化物に分類されます。
食物繊維が豊富で整腸作用があるため、ダイエットにはもってこいですよ。
ゼラチンはコラーゲンが豊富
一方、ゼラチンは牛や豚の骨や皮から作られるコラーゲン★
とろんとした口溶けの良さが特徴的です。
「動物性」のタンパク質。
お肌や髪の毛をキレイにしてくれるー。
バランスの良い美しい体を手に入れたいなら、ゼラチンも外せません!
カロリーは大差なし
カロリーに関しては、寒天が先にも述べたように100gあたり2~3kcal。
ゼラチンは100gあたり338kcal。
一見、ゼラチンの方が多いーと感じますが、実際60gのゼリーを作るのに使うゼラチンは1.5g。
すなわち5kcal。
これまた、かけるシロップやトッピング、混ぜる材料によって大きく左右されますが、寒天とゼラチンだけで言えば、大差なくどちらもヘルシーだと言えるでしょう。
代用可能
ゼラチンと寒天。
双方ともに代用は可能。
しかし、ゼラチンは50~60℃のお湯でふやかす必要があり、寒天は加熱前に水で戻し、90℃以上で加熱。60℃にしてから使用します。
ゼラチンと寒天を混ぜても使えますよ。
混ぜて使う時は、ゼラチン対寒天を1対2の割合にすると、どちらの良さもいい感じに味わうことが出来るそうです。
まとめ(テリー伊藤と寒天・ゼラチンイラスト)
12月27日は「寒天発祥の日」★
寒天はところてんを凍らせて乾燥させたもの。
ところてんのようにミネラルはないけど、食物繊維たっぷり★
ゼラチンはコラーゲン。
寒天もところてんもゼラチンも、ヘルシーでダイエットの強い味方★
12月27日生まれの芸能人。テリー伊藤さんを描いてみました★
最後まで読んで下さりありがとうございました。