1865年(慶応元年)7月4日。
ルイス・キャロル著「不思議の国のアリス」が刊行されました。
不思議の国のアリスと言えば、髪の毛が黄色くて水色のスカートのイメージいわゆるディズニーにキャラクターのイメージが強いですよね。
実際、「不思議の国のアリス」って読んだ事ありますか?
どんな話ですっけ?
100年以上経過した今でも不屈の名作として読み継がれている「不思議の国のアリス」。
今回は、「不思議の国のアリス」が生まれた経緯や簡単にあらすじをご紹介すると共に、魅力をちょこっと語ってみたいと思います。
不思議の国のアリスは思いつきのお話から始まった
大学講師であったドジスン氏。ルイス・キャロルはドジスン氏のペンネームです。
ドジスン氏は1862年(文久2年)のある時、同じ大学の学寮長の3人の娘らと散歩をすることになりました。
その際、ドジスン氏が思いつくままに話したおとぎ話。これを聞いた3人姉妹の末っ子アリスが大変気に入ったのだそう。
「本にして欲しい」という彼女の要望がきっかけで、「不思議の国のアリス」は書かれたんだそうです。
思いつくままとは言え、これだけのファンタジーの世界観を語れるなんて凄いですねー。
不思議の国のアリスの簡単あらすじ
不思議の国のアリスにおいては、ファンタジー文学とされていますが、中には「怖すぎる」「奇妙」などと言った感想も多いのだとか。
「不思議の国のアリス」のあらすじをかなりザックリお話ししちゃいますと以下になります。
主人公アリスはお姉さんと本を読んでいました。
すると服を着た白いうさぎが「もう間に合わない」と言いながら、慌ただしく走っていくのです。
アリスはうさぎを追い、穴の中へ。
そこは広間で、うさぎを見失い不安にかられ大泣き。
涙が池になり池に落ちてしまうのです。
ドードー(鳥)と出逢いコーカスレースという競技に出場★
その後白うさぎに再会★大きくなったり、小さくなったり…。
イモムシに教えてもらいキノコをかじり、自分の身体の大きさをちょうどいいサイズにします。
チャシャ猫や帽子屋、三日月うさぎらと出逢いお茶会をしたりして…最後は「アリス起きなさい」の声で夢から覚めるといったお話。
いわゆる夢物語www
子供の頃はこんな現実にはありえない夢、よく見たなー。
夢だと言ってしまえばそれまでですが、このファンタジーな世界観が愛され続けられる理由の1つかもしれません。
ありえないとわかっていても、ドキドキしちゃう。
沢山のキャラクターたちを思い浮かべながら、自分がありえない世界を冒険しているような…。そんな世界観が「不思議の国のアリス」の魅力なんでしょうね。
様々なキャラクターたちのモデル
実はキャラクターのいくつかは、実在する人達をモデルにしているのだとか。
アリス
主人公アリスは、「本当にして欲しい」と言った学寮長の三姉妹三女の「アリス・リデル」。好奇心旺盛な少女でアリスそのまんま。
彼女の好奇心なしで物語は始まりません。
なんて言っても、喋りながら走るウサギ追いかけちゃうんですもんねー。うさぎが喋るって…怖くないですかー?www
白うさぎ
アリスが追っかけた白うさぎ★
これは、モデルとなったアリス・リデルの実の父リデル学寮長がモデルとなっています。
彼は、遅刻の常習犯だったらしく、この白うさぎが時間を気にしているのも彼がモデルだからとされています。
ドードー鳥
ドードーはルイス・キャロルの自己風刺とされています。
彼は、吃音が普段からあり、自己紹介をする時も「ド、ド、ドジスン」と言っていたため、ドードーの名前にも親近感を持っているんだそうです。
これらのキャラクター設定を分析しちゃうと、これまた「不思議の国のアリス」の魅力はアップ確実★
まとめ(イラスト)
「不思議の国のアリス」を改めて読んでみたくなりましたね。
あまりイラストには左右されない小説がいいかなー。
「不思議の国のアリス」はある意味現実逃避には持ってこいの作品ですね。何も考えずに、単純に不思議の国を満喫できる。そこが魅力なのかも知れません。
そんな「不思議の国のアリス」。なかマケ風に描いてみました★
どうですかー?
他のキャラクターも描いてみたいですね★
皆さんの中にある「不思議の国」をいつまでも大切に。