6月16日は「和菓子の日」★
848年(嘉祥元年)6月16日。
疫病退散を祈念するために、16の数にちなんで菓子や餠を神前にそなえたという「嘉祥菓子」という故事に由来して、全国和菓子協会が制定した記念日です★
そんな「和菓子の日」にちなんで、1日1つおもしろ雑学★
・大福の名前の由来
・羊羹と羊の関係
・おはぎの呼び方は4つあった!
についてご紹介★
大福の名前の由来
柔らかいお餅の中に甘~いあんこ★
ふっくら丸くて、スーパーなどにもよくある定番和菓子といえばー「大福」★
まずは大福に関するおもしろ雑学。
大福は室町時代頃までは、「鶉餠(うずらもち)」と呼ばれるうっすら塩味の丸いお餅だったのだそう。
お菓子というより食事。
腹持ちが良いため「腹太餠(はらぶともち)」なんて呼ばれていたのだとか。
江戸時代になるとおたまという女性が、甘いあんこを餅で包んだ腹太餠を売り出したところ、これが大ヒット!
いつしか腹太餅から「大腹餠」に変化し、より良い文字を当てて「大福餅」に変化していったのだとかー。
確かにひとつ食べれば、空腹感は満たされお腹いっぱい★
腹太からの大福だったとはー。
「腹」が「福」に変わるだけで,何だか印象は変わりますねw
お腹も満たされ幸福になる感が強くなったー★
羊羹と羊の関係
あんこをたっぷり使って寒天で固めたこれまた和菓子と言えばの代表格★「羊羹(ようかん)」。
動物の「羊」と「羹(あつもの)」という漢字を組み合わせた「羊羹」という呼び名。
「羹(あつもの)」とは熱い汁物のことを指します。
小豆しか使ってないのになぜ「羊」?
なんて思ったことありませんか?
実は羊羹は1500年以上昔の中国大陸において、羊の肉を煮込んだスープのような料理だったんだとかー。
それが冷えて肉のゼラチン質が固まり煮凝り状態になったものが、日本に伝わったんだそうです。
当時の日本は肉食が一般的ではなかったため、羊肉の代わりに小豆を入れて調理。
これが羊羹の原型になったと言われています。
結果、羊はどこへーwww
熱い汁物もどこかに行ってしまったーwww
実際の形は全く違うものになれど、名前だけが引き継がれるというのも何とも不思議ですねー。
おはぎの呼び方は4つあった!
お彼岸の時期にお供えする「おはぎ」★
もち米の周りに甘いあんこ。ゴマやきな粉種類も様々。
考えただけで、食べたくなっちゃうー。
でも、「おはぎ」と「ぼた餅」って一緒ですよね?
なぜ、同じものなのに呼び方違うんだろーって、誰もが疑問に思ったこと1度はあるはず。
呼び方は日本の四季に関係しているのですが…。
実はおはぎ。ぼた餅以外にも呼び方がありましたー。
四季というだけに4つの呼び方が!
春は「ぼた餅」★
春に咲く牡丹の花に見立てられ、元々は「牡丹もち」と呼ばれていたんだそうです。
牡丹のように大きな丸い形をしていて、あんこもこし餡が使われていました。
秋は「おはぎ」★
秋に咲く「萩の花」に見立てられ、「お萩もち」が「おはぎ」になりました。
細長い俵型。
秋に収穫したばかりの小豆の皮は柔らかいため粒あんが使われていたのだとか。
秋と冬は花の名前ではありません。
おはぎは、お餅のようにもち米をつかず、米の粒を残して作りますよね。
ついた時のペッタンという音が鳴らない。
そのため、「いつ作ったのかわからない」ということから、「つき知らず」と言われるように。
夏はこの「つき知らず」が、夜の船がいつ岸に着いたのかわからないという言葉に変化し、「夜船」★
冬は「つき知らず」が「月知らず」に変化。
北側の窓からは月が見えないことから「北窓」と呼ばれていたそうです。
何だか、意味が深すぎて…分かりにくいわーwww
昔の人は、1つのものから色んなことを連想させてその物の意味や価値を楽しんでいたんでしょうね。
まとめ(イラスト)
何だか和菓子のことを考えていたら、口の中が甘くなってきたー。
皆さんはどんな和菓子が好きですか?
洋菓子も好きですが、たまにお団子食べたくなります★
あんこの甘さは、癒しです。
6月16日「和菓子の日」★
今日は、和菓子を買って心と体をリフレッシュしてみませんか?
最後まで読んで頂きありがとうございました★