2月9日は「ふくの日」★
河豚漁の本場、山口県下関近隣地域では河豚を「ふく」と発音のだそう。
ということで、「ふ(2)く(9)」の語呂合わせにちなんで、下関ふく連盟が記念日に制定しました★
そんな「ふくの日」にちなんで、1日1つ賢くなるプチ雑学★【フグ編】
・フグにはもともと毒はない?
・フグが膨らむ理由
・フグの栄養素
について簡単にお話したいと思います。
フグにはもともと毒はない?
フグには毒があり、調理には専門調理免許取得者またはその監督下にあるものに限定しています。
でも実はもともと生まれたばかりのフグには毒がないって知ってましたか?
フグの猛毒は餌が原因
フグ毒は「テトロドトキシン」という猛毒★
青酸カリの850倍もの強さを持つと言われ、たったの2mg摂取しただけで、命を落とすとされています。
ただこれは、フグ自体がもともと持っているものでも、フグの体内で作られているものでもありません。
フグは、ハナムシロガイやヒトデを主食としており、それらのエサとなる生物が毒を持っているんです★
他の魚たちはたとえその毒を取り込んでもためておく事はできません。
しかしフグには、体内で毒を濃縮還元させてためておくことができる器官があるのです。
そのためフグには毒があると勘違いされているのだとかー。
実際、生まれたばかりのフグを水槽で飼育すれば、無毒のフグを育てることも可能だそうですよー。
フグはどこに毒をためてきるか分からない
毒をためておくところは、フグの種類や漁獲場所によって異なります。
内蔵や皮膚、血液や筋肉の全部または一部…。
素人による取り扱いや調理はやっぱり危険ですー。
決して興味本位で調理したりしないでくださいね。
フグが膨らむ理由
フグって膨らみますよねー。
でも、いつも膨らんでいるかっていうとそうではない。
では、どんな時に膨らんでいるのでしょうか?
それは簡単★
敵を威嚇する時★
種類によってはトゲが出てくるものもいます。
ハリセンボンとかもフグの一種ですものね★
体が膨らむのは、胃の中に水や空気が入ることによるもの。
大量の空気や水を飲み込んで大きく見せているんですね。
ちなみにフグは、ストレスを与えられると体表から毒を出すのだそう★
敵となる大きな魚はそれを察し、食べられることはないのだとかー。
フグの栄養素
ぷよぷよ太って見えるフグですが、ああ見えて脂肪はほとんどなく高タンパクで低カロリー★
ダイエットにはもってこいなんです!
旨み成分のグルタミン酸や、イノシン酸などが含まれておりフグ鍋にはダシ要らず★
体力や心機能、血管の強化に効果があり、高血圧・動脈硬化の予防にもなるタウリン★
抗酸化作用、活性酸素の発生の抑制をしてくれるセレン★
骨や歯を強くするカルシウムやマグネシウム、リン★
美肌効果のコラーゲン★
カルシウムの働きを補助してくれるビタミンD★
糖質・タンパク質がエネルギーに変わる際に必要で、美肌効果もあるナイアシン★
これらが全部含まれる!
もう少し、お安く手に入るといいですねー。
まとめ(イラスト)
いかがでしたか?
フグを調理するのは素人では無理。
でも、たまには食べたいなー。
もっとリーズナブルでお店も色々あればいいのにー。
栄養たっぷり★しかもヘルシー★
フグには猛毒のイメージも強いですが、「福」を連想させる縁起の良いものとしても親しまれているんです。
たまには奮発して、フグ鍋食べに行きましょー。
最後まで読んで頂きありがとうございました★