9月15日は「老人の日」。
と、同時に日本では古くから「ひじきを食べると長生きをする」と言われていることから、三重県ひじき協同組合によって、これからの高齢化社会に向けてひじきを食べて健康で長生きをして欲しいという願いをこめて「ひじきの日」が制定されています。
今回は、「老人の日」と「敬老の日」の違いや、ひじきに関する雑学をいくつかご紹介★
敬老の日と老人の日の違い
2002年まで「敬老の日」とされていた9月15日。老人福祉法がこの日を「老人の日」と制定しました。
「敬老の日」は、多年にわたり社会につくした老人を敬愛し、長寿を祝うことを趣旨とした日。祝日法で定められた国民の祝日の1つで、現在は9月の第3月曜日となっています。
一方「老人の日」には、国民の間に広く老人や福祉について関心と理解を深めると共に、老人に対し自らの生活の向上に努める意欲を促す趣旨があります。
ちなみに9月15日から21日までの1週間は老人週間とされています。
知らなかったなー。
世の中のお年寄り自身も敬ってもらうだけでなく、自分たち自身の健康を気づかい励んでいかなくてはいけないということですねー。
年とったからーなんて言っていられないわけだー。
ふー。生きていくって大変。
でも、これからは自分の健康は自分で守っていかなければならない時代。自己管理は大切ですね★
ひじきに含まれる栄養素と毒素?!
日本で昔から「ひじきを食べると長生きする」と言われているのは、ひじき含まれる多くの栄養素のため。
ひじきには食物繊維やカルシウム、ミネラルが豊富。
ほとんど食物繊維は消化されずにそのまま出てしまうのでカロリー気にせずとってもヘルシー★
カルシウムは牛乳の12倍★
しかし、ひじきには毒素が含まれているというのも事実。
「無機ヒ素」が含まれていて、多量に摂取すると発熱や下痢、嘔吐、興奮、脱毛といった症状が出るのだとか。
継続的に大量に体内に含むと皮膚組織の変化や、ガンの発生に悪影響とも言われており、イギリスではひじきを食べないようにとの勧告まで出ているんですって★
しかし、この「無機ヒ素」は水溶性。水洗いや水戻し、茹でこぼしなどによって減らすことは可能。
日本の食品安全委員会からは「極端に多く食べない限りは健康上のリスクはない」とされており、厚生労働省の発表によると体重50kgの人で1日⒋7gまでの乾燥ひじきを毎日とっても問題なしとされています。
いくらひじき好きでも毎日そこまでは食べないと思うけど…。
好きな人は参考にしてください★
ひじきは勝手に採ってはならない
日本国内のひじき年間流通量は約7000トン★
そのうち9割は中国・韓国から輸入された養殖ひじき。
国産ひじきは100%天然★
房総半島や伊勢・志摩、紀伊半島、長崎などで採れます。
天然ものはやはりコシが強く、水戻し後には表面が艶やかな茶褐色になるのだそう。
美味しそー。
自生しているそうですが、全て漁業権で保護されているので、勝手にとってはいけないんですって★
皆さん、ひじきを見かけても勝手に採らないようにー。
まとめ(イラスト)
いかがでしたか?
ひじきは栄養価が高い食べ物ですが、何でも食べ過ぎには注意が必要ってことですね。
ひじきは煮物って思ってしまいますが、実は何に入れてもOK★ハンバーグや、コロッケ、肉団子に混ぜたりそぼろ丼にしてみたり…。
サラダなんてのもいいですね。
お年寄りに限らず、これから健康な老人になることができるよう若者もひじきを食べて、健康に心がけていきましょう。