こんにちは。
毎日、何かしらの記念日に追われながら、雑学を学ぶことを趣味とする「なかマケ」さっぴぃです。
11月22日は「大工さんの日」★
建築大工業界の発展と、木造住宅の振興などを目的として制定されて記念日です。
大工とは、木造の住宅を建てる際に欠かすことができない職人さん。
住宅だけに限らず、神社やお寺を作る宮大工や船を造る船大工、家具を作る家具大工などなど、専門的職種は様々★
しかし、そんな建築業界では人手不足が深刻な問題に…。
そんな今日は、大工の仕事について★
・大工さんの日はなぜ11月22日なのか(大工の歴史)
・大工の魅力
・大工になるために必要なこと
についてご紹介★
大工さんの日はなぜ11月22日なのか(大工の歴史ちなみ)
まずもって、11月22日がなぜ「大工さんの日」なのかについてお話しておきますね。
理由は以下4つ★
・11月は、建築業界において技能尊重月間。
・「十一」の字を組み合わせると、「士」となり、建築に相応しいこと。
・11月22日は「11ニニ」となり「11」は2本の柱、「ニニ」は土台と梁(はり)の構造体に見えること。
・大工の神様と呼ばれている「聖徳太子」の月命日であること。(622年旧暦2月22日没)
大工の神様★聖徳太子
聖徳太子が「大工の神様」ってご存知でしたか?
一説によると、現代に伝わる大工道具の「差し金(曲尺)」を中国から持ち込み、日本の職人に広めたのが聖徳太子だと言われています。
また、建築に携わる職人の育成や組織作りに努め寺院の建立にも尽力したと言われており、建築土木の守護神として信仰され「建築の神様」と呼ばれるようになったのだとかー。
この頃から土に関わる職人を「左官」。
木に関わる職人を「右官」と呼ぶようになり、次第に「右官」は「大工」と呼ばれるようになります。
「大工」とはもともと職人の長
「大工」という言葉が出てきたのは奈良時代。
神社や朝廷の建築物を担当する木工寮と呼ばれる役所があり、その中で職人のランクづけをするようになりました。
上から「大工」「小工」「長小工」「番匠工」と位置づけされたそうです。
「大工」は職人の長であり上位者を表していたんですね。
室町時代には、上位職人を「棟梁」と呼ぶようになり、建築に携わる木工職人全般を「大工」と呼ぶようになったのだとかー。
そして、この頃から宮大工や建具大工といった、専門職種が登場してきたそうです。
大工の魅力
そんな私たちの生活や文化を支えてきた大工さん★
力仕事で、何だか大変そうー。
そんなイメージが強いからか、職人さんは減少傾向にあるのだとかー。
そんな大工の魅力をご紹介★
①自分の仕事が形に残る
大工の仕事は、どんな専門職種に就いても形の残るものばかり★
汗水流して働いた結果が形に残るというものは、素晴らしいことですよね。
しかもそれは、何年何十年、もしかしたら何百年と残るものかもしれない。
自分の子供に、そして孫に、自分の仕事の成果を見せることができる仕事はそうそうあることではありません。
②「想い」を形にすることができる
また、お客様の気持ち、設計者の気持ち、その建物に対する関わる色んな人の気持ちが建物には詰まっています。
そしてそれを形にするのが、職人たちの仕事。
夢や希望、誰かが一生住むかもしれない場所。
大切な場所。
そんな空間を生み出すのは職人の力であり、職人のやりがいでもありますよね。
これは、新築に限らずリフォームも同じです。
誰かの喜びに繋がる仕事。
素敵な仕事です。
努力次第で安定的に働くことができる
また、努力をすれば学歴に関係なく安定的に働くことができます。
組織や人間関係に縛られて生きたくないという人にはオススメ★
腕次第で自由がききやすいとされる職業です。
年齢制限もありません。
やる気と技術さえあれば、30代であろうと40代であろうと大工を目指すことは可能ですよ。
大工になるために必要なこと
大工になりたいという人へ。
大工になるための学校や試験は必要ありません。
先にも述べたように、年齢制限もなく本当に働きたい人は、いくつであろうと工務店のドアを叩くことは可能。
ただし、大工とは技術を経て「大工」を名乗ることができます。
一人前として認められるまでには、10年はかかるのだとかー。
以前は中卒や高卒で工務店に就職し、技術を身につけて一人前になるというのが主流でした。
しかし現在はある程度一般教養のある人を工務店も好む傾向に…。
大学や専門学校のいずれかに進学して、基礎的な知識や技術を身につけてから大工になるというのも、アリのようです★
もちろん、男性職場のイメージはまだまだ強いですが、男女の平等化が建築業界全体で進んでおり、女性も働くことが可能。
しかし、出産や育児休暇などまだまだ環境が整っていない部分が多いのが現実。
女性が働きやすい職場になるのは、時間がかかりそうです。
まとめ(尼神インター渚イラスト)
11月22日は「大工さんの日」★
聖徳太子が「大工の神様」と呼ばれる由来から、大工という職業の魅力までご紹介しました。
私たちの生活や文化を支える職人さん「大工」★
伝統を残していくうえでも人手不足が解消されるといいですね。
大工と言えば、お笑い芸人の「尼神インター」渚さん。
渚さんは、デビュー前にお金をためるために大工として5年間働いていたそうで★
経験を活かして、番組などで腕前を披露していますね。
大工というのは力も忍耐もいる仕事。
しかし、そこで得る経験というものは力強いものになること間違いなしですね。
大工の皆さん、尊敬しますー。
最後まで読んで下さりありがとうございました★