12月27日は、｢ピーターパンの日｣★
1904年（明治37年）12月27日。イギリスの劇作家ジェームス・バリーの童話劇｢ピーターパン｣がロンドンなて初公演★
そのことにちなんで制定された記念日。
｢ピーターパン｣はもとは｢小さな白い鳥｣というタイトルでしたが、｢ピーターパン｣に改題されて上映されました。
｢ピーターパン｣と言えば、大人にならない永遠の子供たちが、おとぎの国ネバーランドで楽しい冒険をするお話。
でも、実は大人になってよーくこのお話を考察するとそこにはちょっと恐ろしい真実と私たちへの提議が隠されているー。
ということで今回は、｢ピーターパンの日｣にちなんで、ピーターパンに関する雑学をおさらい★
改めて｢ピーターパン｣が私たちに伝えたいことを考えてみたいと思います★
ピーターパンが永遠に年をとらない理由
ピーターは幼少の頃は普通の赤ちゃんでした。
そのピーターが年をとらなくなったきっかけにはある説があるんです。
ロンドンのケンジントン公園で、乳母車に乗せられ散歩していたピーター。
なんと乳母車から落下し、ベビーシッターに見つけてもらえず失踪。
迷子になったピーターはネバーランドに移り住んだという説。
なんとも悲しいストーリー。
生まれてすぐに両親が自分の将来のことを話しているのを聞いて嫌になり、家を飛び出したという説もありますが、いずれもピーターは親のところに帰ることを試みるのです。
でも、お母さんには新しい赤ちゃんがいて…。自分の戻る場所がなかったというとても切ない物語。
あの愉快なピーターパンの過去には想像を絶する物語があり、それは「ピーターパン」を語るうえでの序章に過ぎないのです。
「ピーターパン」では、ピーターが抱く「大人はいつも自分を裏切る」といった嫌悪感が描かれています。その背景には、ピーターパンの悲しい過去があったわけですね。
実は怖いネバーランド
ネバーランドにはピーターと同じように、親とはぐれたロストボーイがいますよね。
ピーターは彼らのリーダー的存在。
そんなピーターは実は子供たちが大きくなると、子供たちを殺しているなんていう都市伝説があるんです。
ただ、これは1911年にジェームス・バリーによって書かれた「ピーターパンとウェンディ」という作品に登場する設定をもとに広がっていったもの。
実際「子供たちが大人になったような時は、規則違反なので、ピーターは彼らを間引いた」という内容が描かれています。
ただ、殺したとは一言も書かれていません。解釈によってはネバーランドから追い出したとも捉えられます。
大人に対してのピーターの嫌悪感は強く伝わりますよね。でも、ちょっとピーターが凶悪者になるのは、寂しいです。
ただ、フック船長の右腕を切り落としたのはピーターという説。
ティンカーベルがピーターを好きすぎて、ウェンディに嫉妬し、隠れ家にいる子供たちにウェンディを暗殺するよう命じたりするシーンを思うと、やっぱりどこか恐怖を感じてしまうのは私だけでしょうかｗ
子供のピーターが大人の船長の手を切り落とすだなんて…。想像しただけでもぞっとしちゃう。
このことは、「子供でい続けることは、いいことではない」ということを表現しているのではないかと解釈する人がいます。
確かにそうかもなー。
子供は、時に残酷でドライな生き物。
胆略的なものの見方しかできないし、何とも素直な生き物なんです。
そんな子供の姿がところどころに「ピーターパン」では描かれています。
ピーターパン症候群へのメッセージ
1983年。アメリカの心理学者ダン・カイリーは、大人になりきれない大人の心理状態を「ピーターパン症候群」と名付け提唱しました。
大人になりたくない。ずっと遊んでいたい。
そんな大人の価値観は、現代よりもずっと昔から問題視されていたんですねー。
実は私もそんな価値観の持ち主www
ただ、ネバーランドで様々な経験をしたウェンディは、「大人にならなければいけない」ことに気づいた。
彼女は自分の成長に気づくんです。
大人になるってそんなに悪くないものです。
でも子供の頃は、早く大人になりたいと思っていましたが、大人になると子供でいたかったという思いにかられるのも正直わかるのです。
でもどんな思いを抱いても、人は成長していくもので、成長しなくてはいけないもの。
そんな深い深いメッセージが「ピーターパン」には描かれているんですね。
まとめ（ピーターパンなかマケ風イラスト）
１日1つ★おもしろプチ雑学「深すぎるピーターパン」いかがでしたか？
「ピーターパン」に恐ろしい都市伝説。その裏には、深い深いメッセージがあったなんて★
子供の頃には気づかなかったメッセージが大人になると浮かび上がってくる★
私もやっぱり大人になれたってことでしょうかwww
「ピーターパン」大好きなんです★
実は、作者ジェームス・バリーと私誕生日が一緒ｗ
ピーターパンは本当は存在しなくて、「大人になりたくない」という感情を抱いた子供たちがピーターパンに夢の中で出会います。
だから、ピーターは永遠に子供なんだって説★
皆さんは、どう思いますか？
