樹木希林★市原悦子★大女優の魅力

最近、樹木希林さんや、市原悦子さんの出演する映画を立て続けに観ました★その中で、2015年に公開された「あん」を観て、この大物女優2人が出ていたことに気づき、なんか豪華だなーなんて思ってしまい、それと共に、もうこの2人はこの世にはいないんだなーなんてしみじみ思ってしまったわけです。

2人のイラスト描きたいなと思い、2人のイラスト描いています★

2人はどんな女優さんだったのか、2人がいない今、改めて考えてみたことまとめてみましたー★

樹木希林という女優

1943年1月15日生まれ2019年9月15日75歳でお亡くなりになりました。

東京府東京市出身★

高校時代演劇部であったものの、当時は薬剤師になりたかったのだとか。しかし、大学受験直前にスキーで怪我をし大学進学を断念。

戦後初めて三大劇団(文学座、俳優座、民藝)研究生募集あり、文学座一期生として1961年付属演劇研究所に入りました。

1970年からテレビでレギュラー放送された、水曜劇場「時間ですよ!」(TBS)に出演し不動の人気に★

20代の頃から老人の役をやらされ、その後も老け役が当たり役になったというのは有名な話ですねー。

私生活でもユニークな生き方をしている樹木希林さん。二度の結婚をし、二度目の結婚となった内田裕也さんとの不思議な夫婦の形は、彼女が亡くなったあとも語り継がれるのでしょうかね。

2003年網膜剥離にて左目失明

2005年には乳がんを患い、2013年には全身がんを公表しました。

2018年に大腿部の骨折をし、自宅にて同年9月15日永眠。

若い頃から、樹木希林さんはとても個性的な女優さんでいましたが、歳を重ねるにつれ、彼女のかもし出す独特の空気は、その作品を何割増にもするほどのエッセンスになっていたように思えます。

映画「東京タワーオカンとボクと時々オトン」を始め、「歩いても歩いても」「あん」「万引き家族」「日日是好日」…。いずれも拝見させて頂きました。

彼女以外の女優さんが演じたら、どうなっていたのかな。

恐らく全く印象の違う作品になっていたかもしれません。

それくらい、彼女の演技は凄い★

ナチュラルで、でも言葉の一つ一つが重みあるものとなり彼女の口から出てくる。それは、本当に見たものにしかわからないような感動で、何かに支配されたかのようにその言葉は、スっと見るものの心の中に入ってくるのです。

決して大きな声を出すわけでもなく、時にボソボソっと呟くような優しく低い声★

本当に素敵な女優さんだったなーと、つくづく感じます。

ちなみに、「日日是好日」が遺作と思っていたのですが、遺作となったのは2019年8月に公開した世界デビュー作★ドイツ映画の「命みじかし恋せよ乙女」★

主人公が訪れる茅ヶ崎館の老女将役。

あなた生きてるんだから、幸せにならなきゃダメだね

なんともこれまた深いセリフを残し、彼女は旅立ったのですね。

市原悦子という女優

市原悦子さんは、1936年1月24日に生まれ2019年1月12日にお亡くなりになりました。

彼女の代表作と言えば、なんと言っても「まんが日本昔話」「家政婦は見た!」シリーズですかねー。

なんか、懐かしいー。当たり前のように見ていたなー。

彼女も樹木希林さんと同様、高校時代は演劇部★当時県大会で個人演義賞を受賞。早稲田大学第2文学部演劇専修に入学。

その後、就職を辞め俳優座養成所6期生として入所後、1957年俳優座に入団。女優としての道を歩みました。

2012年にS状結腸腫瘍が見つかり、2017年には自己免疫性脊髄炎のため休養。2018年に復帰しますが、2018年12月盲腸となり投薬で療養。心不全のため帰らぬ人となりました。

2017年3月に公開された「しゃぼんだま」という映画を観たんです。

とにかく可愛らしいおばあちゃんで、優しさの中に強さを感じるとっても温かい老婆を演じていました。

何だか見たあと、亡き祖母に会いたくなってしまい、一所懸命記憶の紐をたどってみたりしちゃいましたよ。

彼女の魅力は、やっぱり声ですかね。

独特の声★とてもチャーミングで、すごく厳しいことを言ったとしても、そこに温かさを感じてしまうのは、彼女の声によるものなのかなーと思います。

ちなみに、家政婦は見た!の家政婦市原悦子さんですが、家政婦は雇ったことがないそうですよwww

長年連れ添った旦那さんは、市原悦子さんより先に逝ってしまいましたが、今頃夫婦仲良くあの世で暮らしているのかもしれませんね。

大物女優2人のイラスト

そんな偉大な2人のイラスト描いてみました★

イラストに残すことで、少しでもこの後の時代においても作品を通して行き続けて欲しい。そんな願いを込めています。

ちなみに樹木希林さんの戒名は「希鏡啓心大姉」★

「希」は希林さんの名前と、不世出の個性派女優として「まれ」な存在であったことから。「鏡」は、希林さんが生前、「役者は人の心を映すかがみ」と口ぐせのように話していたことから、「啓」は本名から、それぞれ取ったという。義息の俳優本木雅弘(52)長女也哉子(42)夫妻が相談して決めた。

日刊スポーツ

市原悦子さんの戒名は「遊戯悦楽信女」だそうですよ。livedoorNEWS

どちらも素敵な名前だと思いませんか?

2人とも第2、第3の人生をあの世でも楽しく送っているのかなー。

彼女たちを追い越していくような女優さんに出逢える日を、楽しみにしたいなと思います。

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